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映画『ラブ・アクチュアリー』には、なんと抜け目のない、腕利きのスタッフが付いていることか。このサウンドトラックにしても、ターゲットとなる層を定めたうえで、その好みを見事に捕らえた作りとなっている。ダイド、ノラ・ジョーンズ、ガブリエルの他、女性賛歌「Jump」を今日風に仕立て直したガールズ・アラウドを加えた内容は、とっておきの名ソング・コレクションと呼ぶにふさわしいものだ。
さらにビリー・マックが、映画『フォー・ウェディング』での成功を思い出したのか、トロッグスの(そしてウェット・ウェット・ウェットの)「Love is all Around」を今のシーズンに合わせて「Christmas is all Around」として演奏しているのも忘れるわけにいかない。このサウンドトラックは実に楽しく、国じゅうのオフィス・パーティーで人気を呼ぶこと間違いなし。唯一の難点は、ロビー・ウィリアムスの不在が気になることだ。(Georgina Collins, Amazon.co.uk)