トロイメライ
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曲目リスト
1.「子供の情景」~トロイメライop.15-7(シューマン) 2.小犬のワルツ変ニ長調op.64-1(ショパン) 3.ソナタ ハ長調K.159(D.スカルラッティ) 4.ソナタ ホ長調K.380(D.スカルラッティ) 5.前奏曲集第1巻~亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー) 6.喜びの島(ドビュッシー) 7.ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11(ショパン)
レビュー
Amazon.co.jp 2002年より本格的に海外でコンサート活動をスタートさせ、ビクターからデッカへと移籍したフジ子の新しい展開を予期させる、記念すべき第1弾。 フジ子の音楽を聴いていると、身体のなかに自分の時間を確固としてもっている人の演奏だと感じる。フジ子がやろうとしていることは、競争に打ち勝つことではなく、等身大の方法で音に色をひとつひとつ付け、音楽とともに思いをめぐらし、その痕跡を響きにとどめることである。 いまの音楽に最も欠けていること、それはおそらく、考えながら演奏するという行為であり、何かを伝えよう、コミュニケートしよう、という意志だ。そのことをフジ子の演奏は思い出させてくれる。こんにち人々が比較・注目したがるような正確性、スピード、切れ味、音の強弱、純度といったことは、音楽にとって大切な手段ではあっても、目的ではない。 特にフジ子の個性が見事に発揮されている曲を敢えてあげるとすれば、おっとりとして暖かい「小犬のワルツ」と、ゆっくりとして陰影の濃いスカルラッティの「ソナタK.380」、そして外面性から完全に背を向けた「喜びの島」をあげたい。どれも意識は音楽の内側に沈み込み、光沢というよりはつや消しの手触りに近い、温もりのある響きの中に、不思議に意志的な強さがうかがえる。(林田直樹)
内容(「CDジャーナル」データベースより) 奇蹟のピアニスト、フジ子・ヘミングが名門デッカ・レーベルに移籍!#前作から1年2ヵ月ぶりのアルバムで、ショパンのピアノ協奏曲第1番など、興味津々の1枚だ。
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